手相占いでは、右手と左手のどちらを鑑定するのか?

手相占いでは、右手と左手のどちらを鑑定するのか?

かつては、男性の場合は「右手」を、女性の場合は「左手」を鑑定するというのが主流でしたが、現代ではこの伝統に従っている手相術師はあまり多くありません。特に、現代の欧米の手相術師は、これを性差別主義的であるとして退ける傾向が強いようです。
現代の手相術では、両手とも鑑定するのが一般的となっています。ただし右手と左手それぞれへの意味づけに対して、完全に意見の一致があるわけではありません。
中でも比較的ポピュラーなやり方は、「アクティヴ・ハンド」と「パッシヴ・ハンド」に分けるやり方です。その際、まずはどちらの手がアクティヴ・ハンドであり、パッシヴ・ハンドであるかを決めなければなりません 。
基本的にアクティヴ・ハンドと呼ばれるのはその人の利き手のことであり、利き手ではない方をパッシヴ・ハンドと呼びます。ちなみに両利きの人の場合は、字を書いたりするような日常的な作業で頻繁に使用する方の手を、アクティヴ・ハンドと見なします。
アクティヴ・ハンド、パッシヴ・ハンドにはそれぞれ次のような意味づけがなされています。
アクティヴ・ハンド……普段の行動、感情、健康状態などを表す。
パッシヴ・ハンド……本能的欲求、願望、気質、意図などを表す。

手相占いの具体的な見方について

まず手の平の線(しわ)を見ます。主な線は、生命線(親指の付け根から手首へと延びる線)、運命線(手の平の中央を縦に伸びる線)、知能線(生命線の上から右側へ伸びる線)、感情線(知能線の反対側から延びる線)、財運線(小指の下に縦に伸びる線)、太陽線(薬指の下に縦に伸びる線)、結婚線(小指の下手の平の端に横に何本かある線)で、これらを見て寿命や体力、どういう性格でどういった仕事が向いているのか、周りから人気があるか、いつ頃結婚するのかといった事柄が分かります。
これらの主な線に、さらに細かい線や模様、ふくらみ(丘)などを合わせてみれば、より詳しく読み取ることができます。

手相占いの主要な線について

生命線は手の平の中央に近ければ近いほど体力があることを示し、体格が大きくて肉付きがいい人などにその傾向が強いといわれます。反対に親指のほうに近いほど体力がなく虚弱体質だといわれます。また、線が濃いほど体力があり、薄い線ほど体力がなく、生命線が途中で切れている場合、病気、けが、生活上の変化が起こる予兆だと見なされます。 感情線は線の始点が上にいくほど物質的・自己的な考え方の人で、その反対だと精神的・献身的な人だといわれます。また線の終わりが上に向かう人ほど感情的で、水平だと冷静沈着な人だと見なされます。
知能線に関しては線が濃いほど頭脳明晰で、切れていたりすると集中力がないといわれます。また、線の始まりが生命線から離れるほど行動的で、重なるほど慎重で冷静な性格だというのが手相占いでの一般的な見方です。

このページを書いた人
小山 春花

ライター名:小山 春花
人生の転機で占いに助けられた経験から、電話占いサイトを立ち上げ多くの人々に占いの力を届けたいと思いました。占いを通じて自己理解や人生の創造力を育みたいと願っています。私自身も日々学びを深め、サイトのサービス向上に努めています。よろしくお願いします。